言葉が聞き取りづらい
この頃、耳がとても遠くなった。音はまだ良いのだが人の声がよく聞こえない。「え?」と聞き返すことが多くなった。特に、スーパーのレジなどで厚いビニールカーテン越しに、何か言われてもほとんど分からない。しかもマスクで声そのものもくぐもっている。スーパーで聞かれることは限られているので、多分「マイバッグはお持ちですか?」だろうと見当をつけて「持っています」と答えると合っていたりする。
テレビの音声は幸い、いつぞや紹介したネックスピーカーが大活躍。オリンピックの中継もはっきり聞こえる。度の合った眼鏡をかけ、ネックスピーカーの助けを借りると、見えづらい、聞こえづらい、という最近のストレスが一気に解消されて嬉しい。
アナウンサーの声は面白みがないと思っていたのはよく聞こえていた頃のこと。発声、発語、発音の訓練を徹底的に受けたアナウンサーの声ほど加齢の難聴にありがたいものはない。
それに比べて、家族の声の聞き取りづらいこと。元々、声が大きくもなく発音も明瞭ではないのに、家族はよその人のように向かい合ってきちんと話しかけてくれない。テレビを見ながら、風呂場から、庭から、何やら話しかけられてもさっぱり分からない。
ネックスピーカーのような首にかける集音器か補聴器があればと思う。コロナ禍でご無沙汰していた耳鼻咽喉科に行ってみようかな。嗅覚も衰えて来たので。いえいえ、コロナの嗅覚障害ではありません。持病のアレルギー性鼻炎のせいだと耳鼻科ではずっと言われています。