アーカイブ | 1月 2018

新春の講演会ご案内 森田療法のこと  

新年を迎えました。本年も「波多江伸子の部屋!」。どうぞ御贔屓によろしゅうお願い申し上げます。

さて、今年、私は70歳。古希になりますとですよ。自分では十分に年を取ったと思うのですが、高齢社会の日本では、70歳なんて、まだまだ高齢者の末席です。人生50年の時代は長老だったのでしょうけど。これまで、まともに勤めたわけではないので定年もなし、その代り厚生年金もなし。通院以外の贅沢はしませんが、その医療費がバカにならない。月に4万円もかかるのです。死ぬまで治療が必要な慢性疾患なので、今年も医療費を稼ぐために、細々とパート教師の仕事を続けます。

ここ10年位は、仕事よりボランティア活動の方が圧倒的に多く、特に、がん患者団体の活動は、それなりに成果を上げたとは思っています。しかし、代表の私もメンバーも、自分の家庭や健康はうっちゃって、患者サロンやピアサポートやがん啓発活動に駆けずり回ってきました。活動助成金は申請すると毎年いただけるのですが、私たちボランティアの交通費や事務局運営費は全部自腹を切ってやってきました。あ~、専従の事務局スタッフがほしい、その人に支払う給料がほしい。使途制約のない寄付金がほしいと、最近思います。お金がほしいと。でもその反面、病人と高齢者の集まりであるがん患者団体「がん・バッテン・元気隊」に、これ以上の活動は無理だと思うので、多額の寄付や支援金をいただくと負担になるかも・・なんて考え、何だか腰の引けた「ご寄付のお願い」になってしまうのですよね。

さて、昨夏から始めたもうひとつのボランティアは、NPO法人日本医学ジャーナリスト協会西日本支部の活動です。こちらは、九州山口の医学・保健・福祉に関する情報を発信する人たちの勉強や交流の場です。現職や元職の新聞記者やTV局の記者。フリーランスのライター、医師・保健師などが会員です。私は・・う~ん、どんな立場なのかな~。患者で医療問題のノンフィクションライター、と言ったところでしょうか。西日本支部では毎月、話題の医療者・研究者を講師に招いての講演会を開催しています。1月の講師は、九州大学教授で、精神科医・臨床心理士の黒木俊秀さん。100年前に日本で生まれた独創的な精神療法「森田療法」の現代的な応用の話です。案内状は以下に添付しています。参加ご希望の方は、私宛にお申し込みください。関心がありそうなお知り合いを誘っていただければ助かります。

日本医学ジャーナリスト協会西日本支部新年例会