
写真を撮ろうと近づくと慌てて逃げて行きました。それぞれ反対の方向に。
せっかくの楽しいひとときを邪魔してしまい、申し訳ないことでした。

術後2週間で抜糸予定。花は咲き誇り春爛漫ですが、亀さんや猫さんは我慢の季節です。飼い主は、週1回だけ、看護学校で医療倫理学を担当しているので、新学期の授業のネタになる記事を新聞やネットニュースで探しています。
術後2週間で抜糸予定。花は咲き誇り春爛漫ですが、亀さんや猫さんは我慢の季節です。飼い主は、週1回だけ、看護学校で医療倫理学を担当しているので、新学期の授業のネタになる記事を新聞やネットニュースで探しています。
生後8ヵ月の雌猫モカ。窓の外ばかり眺めて、ソワソワと落ち着かない。最近、自分のトイレではないところでオシッコをするようになった。特に、飼い主の布団の上で大量のオシッコをされると大変困る。1週間で羽毛布団3枚、毛布4枚が犠牲になった。幸い晴天続きで毛布は家の洗濯機で洗えたが、羽毛布団は乾かしてコインランドリーに持ち込み、代金4000円かかった。動物を飼うと楽しいが、お金と手間がかかる。
モカのオシッコが放つフェロモンに誘われて、近所の雄猫たちが次々にわが家付近に集結。交渉権をめぐってバトルが繰り広げられる。けれど、モカの気持ちはもう決まっていて、よちよち歩きの頃からやって来てはベランダにマーキングをしていた大きなボス猫以外は振り向きもしない。どうやら、通りの向こうの別の町内に住んでいるらしい。鋭い目つき、堂々とした態度。人に媚びることも怖がることもない。歴戦の勇士らしく、耳や目に戦歴が残っている。おぼっちゃま風なイケメン猫はボスが登場するとさっと居なくなる。モカはもうのぼせ上がり外に出たがり大騒ぎになる。
細心の注意を払って外に出さないようにしていたのだが、数日前、うっかり少し閉め忘れた網戸の隙間をこじ開けて逃亡し、そのまま一晩帰って来なかった。塀の上にボスの姿が見えたので必死になって追いかけていったらしい。夜中まで家族で手分けして探し回ったが見つからなかった。
翌朝早く、開けておいた裏口から黙って戻って来た。特にケガもなく、むしろ上機嫌。餌をいつもの倍くらい食べ、水をたくさん飲んで、ケージに入ってずっと寝ていた。イヤ〜、年頃の娘が夜遊びすると、親は、じゃない、飼い主は心配しますね〜。
このままだと、2ヵ月後に、あのボス猫の子供が5〜6匹も生まれる。まずい。動物病院に連れて行き避妊手術の予約をした。動物のメスの本能としては子供を産みたいのだろうが、高齢の飼い主には育てる余力がない。気性の激しいモカだけでも持て余しているのに、これ以上の苦労は背負い込めない。
ということで、来週、モカは入院して手術の予定。一緒に、首の後ろにマイクロチップも埋め込んで貰うことにした。行方不明になった時に飼い主が分かるような情報の入ったチップ。読み取り機は動物病院、動物保護センターにあるとのこと。
春めいた陽気が続き、青空と沈丁花の香りに誘われてあちこち散歩に出かけました。数日前は、お気に入りの散歩コース、西南杜の河畔公園で青鷺を見かけ、孤高の佇まいに見惚れました。1mほどもある端正な後ろ姿。嘴は薄紅色の婚姻色に染まり、成鳥の証である黒い冠羽が凛々しい。「りんりんと青鷺立てる水際かな」という句のような景色です。作者は大口元通さんという俳人。
(作品をお借りしました。ありがとうございます)
NHKの「ブラタモリ」。人気の旅番組ですが、私はエンディング曲の井上陽水「瞬き」が大好きです。「未来のあなたに 幸せを贈る」陽水の独特の声が聴こえると私、ネックスピーカーのスイッチを入れてうっとり聴き入ります。若い頃からの陽水ファンなんです。何と美しい色っぽい歌声でしょうか。稀代の美声も最近、少し音域が狭くなっているようですが、それも味があってまた良し。
福岡県出身の芸能人はタモリさんや武田鉄矢さんなど、長く第一線で活躍している実力のある人が多いです。歌手も、財津和夫、松田聖子、藤井フミヤ、高橋真梨子、ASKA、ミュージカルの井上芳雄、今をときめく国民的歌手MISIA…。音感と優れた声帯と発声技術。リズム感。際立つ個性と感性。華のある歌声に安心して聞き惚れることができるプロフェッショナルばかりです。
「ブラタモリ」は地質学や歴史学に造詣が深いタモリさんの学術研究的な側面が表に出ていて、これまでの旅愁を誘う旅番組とはひと味違います。オープニングとエンディング曲を頼まれた陽水が、フィールドワーク風なこの番組にロマンチックな要素を加えようと、甘く切ないメロディを作ったとのこと。
そのエンディング曲が、このところエンドレスで私の頭の中を流れ続けています。寒さはまだ厳しい2月半ですが、夫を誘って六本松〜護国神社〜福岡城址〜大濠公園と散歩に出かけました。石畳は歩きにくく、歩行が多少不自由になった夫の手を取ったり、足下を確認しながらの散策。お互い歳を取ったことをしみじみ感じます。
いつも、ぐずぐずして出遅れる私。今年も、いただいた年賀状のお返事を書かないうちに松が明け、焦る間に成人の日。と思ったら1月も半ばになってしまいました。オミクロン株とトンガの海底火山の大爆発に気を取られつつ、16日抽選発表の年賀はがきの当選番号もしっかり確認。切手シートが3枚当たりました。使い残しの年賀状は手数料を払って郵便はがきに交換し、寒中見舞いを書くつもり。お返事が出来なかった皆さま、失礼いたしました。そのうち、寒中見舞いが届くと思います。つくづく無駄の多い人生です。前途多難そうな年の初め。気をしっかり持って生きていきましょう。
ブログはボチボチ続けて行きますので、よろしくお願いいたします。
毎年この季節、干し柿を作ります。野菜屋の店先で赤いネットに入っているトンガリ柿の大きな袋。あれを2個ほど買って帰り、クルクル皮を剥いて紐で結え、軒下に吊るします。50個は作りますかね。
今年はご近所から頂いた丸い渋柿で作ってみました。70個あります。ドライフルーツは糖度が高いので、血糖値を見ながら少しずつ食べます。冷凍しておくと、1年経っても大丈夫。去年のトンガリ柿を昨日食べたら、柔らかくてとても美味しかったです。冷凍しても、カチカチにはなりません。今年の分も、上手くできたら知り合いにお裾分けして、残ったら冷凍しておこうっと。
子猫モカの皮膚病も、ひと月余りの治療でようやく治りました。わが家に来たばかりの頃は、小さな白い子猫で目の色も灰青色だったのですが、毛並みが生え揃うと耳とシッポと脚先、それに顔が焦げ茶色になってきました。どうやらシャムが混じっているようで、目はきれいなアクアブルーに。私は、昔から、青い目の猫が飼いたかったので嬉しかったです。
子猫がやって来て1週間ほど経つと、この子はもしかして皮膚病を持っているのではないかと気になり始めました。身体を撫でると毛並みの下がゴワゴワと硬いのです。特に、首や頭、目の周り、手足。外からは見えないけれど皮膚がでこぼこして湿疹のようなものがたくさんできている感じ。子猫自身も痒がって始終身体を掻いています。亡くなった老猫メロンが生まれつきの皮膚病持ちで、子猫の頃から20年間、耳たぶの湿疹に悩まされ病院通いの日々でした。この子もアトピーだったらどうしようと心配しながら動物病院に連れて行きました。途中逃げ出さないように洗濯ネットに入れて抱いて行きます。
なかなか名前が決まらず、チビとかミャーとか適当に呼んでいましたが、病院ではカルテを作るので名前が必要です。行き道、「なな」にしようと決めて病院の受付で順番待ちの名簿に「なな」と書き込もうとしたら、前の患猫さん?の名前も「なな」でした。続けて同じ名前もなんだかな〜。ということで、急遽、第2候補の「モカ」に変更。モカベージュというかグレージュというか、なんとも曖昧な色の猫なので。
犬メグと猫メロンがお世話になった近所の動物病院の先生の診断によると、モカの皮膚病は「真菌症」。野良さんが良くかかる感染性の皮膚病で、なんとヒトにもうつるとのこと。ヒトに感染ると「タムシ」と呼ばれるありがたくない皮膚病になるのだそうです。触ったら必ず手洗いをしてくださいと言われました。そういえば、モカを引き取りに行った息子が、兄弟猫も皮膚病で治療中だったと言っていたので、そこで既に感染していたのでしょう。
治癒するまで1ヵ月以上かかるらしいです。コナ薬をとりあえず1週間分、抗生剤の注射、感染部分の体毛が抜けるのでそこに塗る軟膏を貰って帰宅しました。お金もかかるし飼い主にも感染するらしいしで困ったことですが、粛々と治療を続けるしかないです。動物を飼うというのは、可愛さと一緒にこういう問題も引き受けることですよね。トホホ…。
目の上から毛が抜け始め、頭や脚に広がりました。何とも痛々しい様子です。
しばらく隔離した方が良いので、ケージを購入しました。2階建てでハンモックも付いている豪邸です。居間に設置したので、モカは食卓も窓の外も見ることができます。しかし、ここでおとなしく療養していたのは数日間で、薬が効き始めて気分が良くなるとケージから出たいと要求し、家中を探索するようになりました。
イヤハヤ、どーして、皮膚病が治るにつれ、とんでもなく大胆で野生的。狩猟本能に満ち満ちた、元気な女の子になってきました。
8月初め、生後1ヵ月の子猫を引き取りました。知り合いの知り合いの、そのまた知り合いが5匹の子猫の里親を探しているとのこと。昨秋、20年間一緒に暮らした老猫メロンを看取ってから、わが家は寂しくなりました。猫が居なくなった心のスキマは猫の形をしているので、猫でしか埋められません。でも、私たち夫婦は高齢で最後まで世話できそうもありません。家族で話し合った結果、私たちが世話できなくなったら自分が責任を持って面倒を見ると息子が言うので、決心がつきました。コロナ禍が長引き、おまけに気候不順で散歩も庭仕事も難しい78歳の夫は、頻々と届く同級生の訃報にため息をついています。元気な子猫が夫に活気をもたらしてくれればいいな、という期待も少しはありました。
やって来たのは手のひらに乗るような小さな子猫。体重400g、体長15㎝。壊れそうな儚げな可愛らしさで、どう取り扱ったら良いのやら。
離乳したばかりで、よちよち歩き、水やミルクの飲み方も分からず皿に鼻を突っ込んではクシュ・クシュン!とくしゃみの連発です。トイレの使い方を教えようとしたら、疲れたのか、途中で眠り込む始末。突然親兄弟から引き離されて心細いのでしょう。1日目は餌もトイレも、スポイドで口に入れる水さえ飲まず、ひたすら階段の下に潜りこんで眠って居ました。
猫の赤ん坊は本当によく寝ます。数日経つと、猫の離乳食を食べ始め、トイレも覚え、自分のベッドで眠るようになりました。皆んな、この子猫の一挙手一投足に注目し、話題も猫のことばかり。名前の候補はいろいろありますが、なかなか決まりません。「小梅」「小雪」「なな」「モカ」…。はい、女の子です。