ついに、てふてふさんが新しいブログを見つけてくださり、これにて「波多江伸子の部屋!」、ご常連さまお揃いのめでたい迎春と相成りました。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
酉(鳥)は、飛びながら眠れるそうですが、人間はやはり、暖かな夜具にくるまって、ゆったりと安眠したいものです。今年の私の抱負は「夜は早く寝ること」。小学生並みですが・・。昨年までは(といっても、1週間前までは)、毎晩、2時か3時まで起きていました。いくらなんでも遅すぎ。睡眠不足は糖尿病患者には良くないとのことです。午前1時までには布団に入るという、かなり難しい年頭の誓いを立てたのですが、さて、どうなりますか?若い頃からずっと夜型の生活でしたから。
私の実家は、みーんな深夜族でした。受験勉強をしていた高校生の頃、夜中にお腹が空いて、こっそり台所に行ってみると、なぜか兄たちや母も先に来ていて、皆でラーメンを作ったりミルクを温めたりしているような家でした。夫も息子も宵っ張りで、わが家は深夜3時にお茶をしながら家族団らんしています。夜行性のはずの猫メロンだけが、早々に布団(眠り箱)に入ります。好物は、猫用の魚のポタージュ。最近は、よその猫がベランダから覗いても、気がつかないふりをするのです。あの、勇敢で賢くて、敏捷だったメス猫メロンはどこへ行った?飼い主の膝の上でゴロゴロ喉を鳴らしているだけの、お婆さん猫になりました。
なるほど、年を取ると正義感や勇敢さが無くなるというよりも、
身体の方がついて行かなくなるのですね。それで、見て見ぬふりをする・・。
メロンも、若者猫を追い払うために、起き上がって背中を丸めて毛を逆立て、
「ふーっ」と唸る動作そのものが大変なのですね。
薄目を開けて、ちらっと若者猫を見るのですが、
丸くなったまま、何ごともなかったかのように目を閉じる。
その心の中は「しんどい・・」。
最近健康のためにウォーキングを始めました。
かなりのスピードで一生懸命歩きます。
道端にゴミが落ちていたら若いときは止まってしゃがんでゴミを拾い上げます。
齢を重ねた現在はその一連の動作がしんどいのです。
ゴミを見つけても見て見ぬふりです。
よその猫に気づかないふりをするメロンの気持ちがよくわかります。