真夏の夜の怪談 (その1)

北関東の、とある町のとあるホテルで、夜中に不思議なことに出逢いました。今回のテーマは「怪談」です。

2週間ほど前、私は、連れ合いと一緒に、久々に関東方面に物見遊山の旅行に出かけたのですが、それがまた、昭和の絵葉書のような観光名所巡り。はとバスに乗って、皇居二重橋、浅草、東京スカイツリーと、この猛暑の中を、汗だくで昭和レトロな「お上りさん」の1日を過ごしました。はとバスができたのは1948年、昭和23年ということです。ちょうど私が生まれた年で、私は今年70歳。古希の記念旅行に同い年のはとバスに乗ってみるのも一興かなと思った次第です。若いガイドさんが一生懸命に案内してくれる東京の街。黄色い旗にゾロゾロとついて歩くと、迷子になる心配もないし、結構美味しいホテルのランチにもありつけるし、良い写真の撮れるスポットも教えて貰えるし、あなた任せの旅も気楽でいいもんです。若い頃は恥ずかしかったことが、この歳になると楽しめるのですね。

 

翌日は、神田の街を散策し、江戸前の鰻を食べました。九州の鰻は黒糖のタレなどで、こってりと甘いのですが、江戸前はサッパリしてかみごたえがあります。博多の街では、食事の店での相席は基本的にないのですが、東京では割と平気で相席で食事をしています。私の連れ合いはフレンドリーな性格で、相席になった方と挨拶したりおしゃべりをするのが好きみたいです。老舗の鰻屋 でも相席になり、鰻を食べ終えるまでに名刺をいただき、その方からおふたりで甲信地方の自宅にぜひ泊まりがけで遊びにいらっしゃいとお誘いを受けてしまいました。「はい、機会があればぜひ」などと連れ合いはノリノリで返事をしていましたが、本気かいな?

さて、本題。その翌日は、日光に遊びに行くことになりました。東照宮はデコラティブな神社で有名ですが、私は写真でしか見たことがありません。徳川家康の墓所があるとか。「日光を見ずして結構と言うなかれ」ということわざもあるくらいなので、凄いところかもしれないと、老夫婦、スニーカーの紐を締め直してJR日光線 の日光駅に降り立ちました。レトロな駅は外国人で溢れかえり、東照宮の境内は、英語 、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語、韓国語、多分、北ヨーロッパの言葉、東南アジアの言葉とおぼしき言語が飛び交っています。東照宮は山の木立の中にあり、脇には冷たい清流が流れています。境内に一歩入っただけで全身、冷気と何やら圧倒的に清々しい山の香りに包まれて、ここは特別な領域なのだという不思議な畏敬の念にとらわれるのです。

真夏の夜の怪談 (その1)」への6件のフィードバック

  1. 4年前日光東照宮に行った時、陽明門は修復中で
    すっぽりとシートに覆われ見ることができず残念でした。
    波多江さんの旅行記をお読みしていると、また日光に
    行きたくなりました。
    それにしても真夏の夜の怪談とは、一体どんな内容なのでしょう?
    っざっ、座敷童に遭遇したとか? (ドキドキ)

    • 陽明門は写真の通り、キレイに修復されていました。古色が消えてしまって、極彩色が夕陽にギラギラと輝いて風情はイマイチでしたが。
      東照宮の境内の入り口に、石の大鳥居がありますが、あれは黒田長政が寄進したものらしいですよ。ご存知でした?糸島市の可也山の石を切り出して、海路、水路、陸路を苦労して運んだのだとか。黒田長政は関ヶ原の戦いで、家康の腹心でしたからね。今夜、怪談その2を掲載します。登場する妖怪は、座敷わらしではあり
      ませんよ。もっと大物!

  2. お元気そうで何よりです。私も五月は成田山新勝寺へ行きました。芸能人やお相撲さんが節分の豆まきをするお寺ぐらいの認識でしたが、歴史がある素晴らしいお寺でした。今月は74期女子会をします。(下川さんが名古屋から帰省します)

    • おかげさまで、今年の猛暑は、今のところ元気に乗り切っています。名所旧跡、若い頃は敬遠していましたが、今では神社仏閣を回るのが楽しくなりました。素直に驚くことができるようになったのかも。成田山にも行ってみようかな。74期女子会、楽しんでください。いつまでも仲良くていいですね!

  3. 猛暑の中をお疲れ様でした。
    日光東照宮は中学の修学旅行で行きました。
    江戸時代はとおい昔のように思っていましたが
    ペリーが浦賀に来たのが私の生まれる97年前、井伊大老が桜田門外で暗殺されたのが私の生まれるわずか90年前。はとバスができてから70年だそうですが
    トシを重ねると江戸時代もそんなに遠い昔ではないことに気づかされます。
    もう少し長生きすると弥生時代や縄文時代に興味が出てくるのかもしれません。
    怪談そのⅡが楽しみです。ワクワクします。

    • 日光東照宮は、関東在住の中学生の修学旅行先だったのですね。九州の中学生は長崎や雲仙へ行ったものですが。50年以上生きると確かに歴史が身近なものに感じられます。母の友人が100歳を超えて健在です。
      シャキシャキと話をされるのを聞いていると、100年ってそんなに昔ではないと感じます。怪談その2は今夜…

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