楽だった胃がん内視鏡治療

早期胃がんで、4月21日に内視鏡手術を受けた夫は、おかげさまで順調に回復しています。治療当日と翌日は絶食で点滴。その後は、お粥で様子を見て、今日は朝から常食です。痛みは無いようですし、お腹も空くようですし、内視鏡手術は心身への負担が最小限の治療です。3年前の前立腺がんは、手術ではなく放射線治療でした。夏の暑い盛りに30数回の放射線照射に通うのは結構大変だったと思います。今でも時々、頻尿や血尿などの後遺症もありますし。「お天気が良いので、病院の庭を散歩している」と、夫からのんびりした声で電話がありました。大変な治療をしている人が多い中で、申し訳ないほど楽な治療だったとのこと。

九州がんセンターの庭は手入れが良くて、この季節、花咲き乱れ、とても綺麗です。珍しい品種が植えられた桜並木は、例年、地域の方々に公開されるのですが、今春はコロナで中止。私たち患者団体(がん・バッテン・元気隊)も、毎年九州がんセンターでのお花見を楽しんで来たのですが、今年は、週に一度開催しているがんサロンもお花見も団体活動も、何もかも休止です。

夫の今回の罹患や入院治療を通して、患者団体の責任者としても、妻としても学ぶことがたくさんありました。患者さんの意思決定をサポートするのが大事だと日頃言っている割には、イヤイヤこうした方がいいよ、と自分の意見を押し付けています。医療者の質問に、本人を押しのけて私が答えようとします。助かることもあるけど、煩くて困ることも多い、自分のことは自分で決めたい。そう夫に言われてしまいました。前立腺がんの時も同じこと言われたのに…と学習しない自分に反省しきりです。

昨年の花壇

楽だった胃がん内視鏡治療」への5件のフィードバック

  1. こんにちは。天気は良いのにどこへも行けず、今日も近所を散歩して来ました。つくづく人間は群れたがる、喋りたがる、行動したがる生物だと思います。徳野さんや下川さんと時々ラインの電話でおしゃべりして気を紛らわせています。

    ところで本ですが、私は基本図書館で借りて読んでますが、その図書館が休館でほとほと困っています。それで今葉室麟の小説を読み直しています。彼は明善、西南で同級生で、遅咲きで直木賞をもらいました。書きたいテーマがたくさんあったようで、次々に出版し、どんどん文章がとぎすまされていきました。最初の方から読み直しています。やはり私は秋月記が一番好きです。

    残念ながら膵臓癌で三年くらい前に亡くなりました。

    後、友人が送ってくれた吉田修一の本も面白いです。短編集の犯罪小説、逃亡小説、恋愛小説などが手元にあります。

    先輩の緒方さんが薦めてくれた古市憲寿の奈落という本を本屋で探しましたが、見つけられず、ネットが買おうかと思っています。

    • 香川うどん さま

      ありがとうございます。
      早くも明日退院してきます。
      もう少し居てくれてもいいんだけど、、と思ったり。

      この時期に読みたい本、観たい映画、お勧めのものはありますか。

  2. 手術無事終了おめでとうございます。 こちらでは医療崩壊寸前、基礎疾患の定期検診はおろか手術でさえ『命にかかわるのか?緊急を要するのか?』と自分で判断・決断をしなければなりません。 早く平穏が戻り皆に笑顔が戻ればいいですね。

    • ジイジさま

      コメントありがとうございます。
      そちらも大変ですね。
      眼科や歯科、整形外科など必要な受診が躊躇われます。
      地震が頻発するのも不気味です。
      どうぞお気をつけて。

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