9月30 日の夜更、私の仕事部屋の机の下で、老猫メロンが息を引き取りました。夕方、いかにも辛そうにしているので、背中を撫でたり、水で口を湿したりしたのですが、触られるのを嫌がって這って奥の方へ逃げて行きます。そういえば、猫は、最期は暗い静かなところでひとりで過ごすことを好むと、何かの本に書いてありました。何度も病院に連れて行ったり、付きっきりで看病したのは、飼い主の自己満足で、猫メロンにとっては大いに迷惑だったのかもしれません。ごめん、もうそっとしておくね、と手を合わせて謝り、階下で待機すること数時間。途中、下顎呼吸になっているところまで確認したのですが、ひとりで死ぬ!という強い意思を感じて、またもや階下へ。23時頃、息子が覗きにいって「暗くて良く分からないけど、多分もう死んでいると思う」と2階から下りて来ました。みんなで電気をつけてよく見ると、目を開けたまま息絶えていました。よう頑張ったね、メロンさん。100歳の老猫でも、死ぬのはなかなか容易なことではありません。でも、猫らしく立派にひとりで逝きました。
メロンお気に入りの膝掛けで包み、保冷剤を入れた発泡スチロールの箱に納めました。翌朝、ネットで見つけたペット葬祭場に運び、火葬をお願いしましたが、価格も、リーズナブルで、とても感じの良い対応。心癒されました。ほんのぽっちり返骨してもらい、後は、他のペットさんたちと一緒にお寺のペット墓に納めてもらえるそうです。ほんのぽっちりの遺骨は、庭に埋めてやりましょう。
不眠気味の夜を過ごしていましたが、飼い主としての責任を果たせたせいか、ここ数日、久々にぐっすり眠ることができています。励ましやアドバイスをいただき、ありがとうございました。
はじめまして。そばにいてメロンさんの看取りを頑張っていたんですね。
去年老猫を遠隔で看取りました。どうしてやれば楽なのか、本人じゃないとわからない部分も多いです。記事を読んでいるうちに、猫らしい逝き方がイメージできて、心の引っかかりが少し解れたように感じました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。長い間、家族同様に過ごした老猫を失うのは寂しいことですね。
まだ、どこかから「ニャーン」と出てきそうな気がします。
猫の意に反した過剰医療をしてしまったのではないかと悩みました。
でも、治療を受けさせずに見守っていたとしても、
それはそれで後悔するでしょうし。
猫に「尊厳死の宣言書」を書いてもらうわけにもいかず、動物の意思確認は難しいものですね。
このブログが、同じように悩まれたakisibuさんのお役に立てたのなら幸いです。
曼殊沙華の花言葉が”また会いましょう”いいですね。テレビの人気ドラマの最終回で知った桔梗と竜胆の花言葉とあわせ大切にしまっておこうと思います。
メロンさん、無事旅立ちましたか。
動物は潔く逝ってしまいますね。
ご家族の皆様もお疲れ様でした。
うちの猫も、以前は庭に埋葬していましたが、一番最近高齢猫が亡くなった時はペット埋葬業者に依頼して油山の片隅に眠っているはずです。
ご無沙汰しております。熊本のメロンの保護者です。その節は本当にお世話になりました!メロンちゃんこんなに長生きしたのですね どれだけ愛され大切に育てられたか 素敵な出逢いに感謝!です。あのほんの仔猫の時、車に轢かれた兄弟の側にポツンと寄り添っていた姿が忘れられません
お久しぶりです。私たちの方こそ、メロンを託してくださって感謝しています。おかげさまで、共に幸せな20年を過ごすことができました。メロンが亡くなったことをお知らせし、お礼をお伝えしたいと思ったのですが、連絡先が分からず、失礼しました。今も熊本で動物の保護活動をされているのですか。今後もお元気で、動物と人間の幸せのためにご活躍ください。
「メロンさん、最期までよく頑張ったね。
そちらでは、もうメグさんに会えた?
また一緒に遊べるね。うちのBEEが近々、
訪ねると思うから、仲良くしてやってね。
超イケメンなのよ。」
波多江さん、メロンさんは、良い飼い主さんに巡り会えて幸せだったと思いますよ。
寂しくなりましたが、(私事ですが)うちのBEE之助とは時々夢で会っていますし、家にいる時もあるそうです(知人の子供さんには見えてるらしいです)
彼岸花の効果もありそう!
そうですか。
逝かれたんですね。
独り静かに旅立つだけに動物の死はとても悲しいものがあります。
冥福を祈ります。
映画館へも行きづらい大変な状況ですが、ステイホームの日々、何か面白い本や映画をご覧になりましたか。
私は、本棚の古い本を整理して過ごしましたが、残したのは、立派な内容の本というより、自分がその時々、精神安定剤のように繰り返し読んで救われた、相性の良い精神科医のような本たちでした。